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2017年8月 6日 (日)

「見る」という事について

8/11(金)は祝日の為、恵比寿教室は自主練習会となります。

練習する部屋や時間帯も変更になっていますので、連絡メールまたは一つ前の投稿を確認して下さい。

さて、今日のお題は「見る」という事についてです。

前回の武器研究会で、後藤先生から「私がやってる事をちゃんと見る。ちゃんと見てない人が多い」という言葉をいただきました。もちろん先生が手本を示されている時、皆さんの視線は先生に集中している訳で、「え?見てますよ?」と思った方もいたのではないでしょうか。

自分を振り返るに、一言で「見る」と言ってもレベルや段階があった様に思います。

初心者で中国武術の動作を見慣れていなかった時は、「ただ見ている」「眺めている」。

本人的には一生懸命見ているのですが、どこをどう見ていいのか分からない段階なので、後で「さあ、やってみてください」と言われても再現出来なかったり、全然違うことをやってしまう様な時期です。

慣れてくると、「自分が見たいところを集中してみる」。

ここの手の動きが分からない、ここの歩法を学びたいと思った時に、手や脚ばかりを一生懸命見てしまうのですが、人間の体は手や脚が独立して動くのではなく連動していますので、見たいパーツを一生懸命真似しても全体で見てどうかというと、修正する前とは違ったベクトルでズレてしまっている事があります。

もう少し進むと、「全体像の外形を見る」。

体の動きをパーツではなく全体で見る事を心掛けると、動作の再現は比較的早く出来るようになります。しかし、これで良しとしていると形だけの動作になってしまって、外から力を加えられるとピクリとも動けなくなったり、先生が見て欲しいところとは違うところの再現に走ってしまう事があります。

「見本の人の良くないところばかり真似する人や、そこじゃないんだよというところを一生懸命に見ちゃう人もいるんだけど、難しいねえ」(後藤先生)

理想を言えば、先生が意識していることを見る、という事になるんだと思いますが、こうなると外形だけを見ていても見えない事が多いです。「先生のやっている事を、雰囲気も含めてトレースする」言ってみれば精度の高い物真似をする、という方法で、中国武術では「黙念師容」という言葉があるそうですが、私はこういう事を言ってるんじゃないかなあと解釈しています。

以前後藤先生が雑誌の対談記事で「孫剣雲先生が禄堂先生に学んだ時の教え方は、一回やって見せて「さあやってみろ」と言われて、出来ないと真冬でも外に放り出された」と仰っておられましたが、こうなると見る方も必死ですね。

ちなみに後藤先生が剣雲先生に学んだ時は、一回見せていただいて、次に一緒にやっていただいて、三回目に「さあやってみろ」という流れだったそうです。

つらつらと書き連ねましたが、この事に限らず先生や教練の方から「何々していない」と指摘された時に「いや、やってますよ?」と思う前に「指摘された何々するという事は、どういう事を指しているのだろう?何が出来ていないのだろう?」と考えてみると、練習も捗るのではないかな、というお話でした。

暑いわ湿度は高いわで何かと消耗しがちな時期ですが、練習する時は水分をしっかり取って、無理のない練習を心がけましょう。

(Y本)

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